調整を自分で考えてみたい!という初心者へ向けて 「8n-4」の話
こんばんは。書こうと思っていたのに知らない内に頭から消えていたことを思い出したので書いてみようと思います。
というのも、”自分で調整を考えて努力値を振れるようになると対戦育成ゲームとしてのポケモンが途端に楽しくなった”という自身の経験から、対戦ユーザーというか、育成に関する知識をもってポケモンを話せるような人が増えてくれたらと思っているのです。
今のポケモンで言われていることとして新規が入りづらいとの投稿をよく目にします。
では、そんな新規プレイヤーを引き寄せるようなポケモン対戦の魅力はなにかというと、「自ら考案した素早さや耐久、確定ラインの調整を施した思い入れの強いポケモン達が実戦で机上論通りに動いた時の達成感」これに尽きると私は思っています。
キャラクターの育成に関してはこれほどまでに細かな要素を詰め込んだ、個性を出せる対戦ゲームは他に類を見ないとまで言えそうです。
これは検索でヒットした育成論を真似して努力値を振って育てただけでは決して味わうことはできず、この感覚を味わえるようになるまでの手順や知識の多さ複雑さが壁となり、新しいユーザーが増えにくくなっているように思えるのです。
そこで
種族値、個体値は理解している、ダメージ計算のアプリやブラウザページはある。しかし、努力値がいくつ必要なのか分からない。素早さはダメージ計算ツールでは出てこないので努力値の調整ができない。という方へ向けた助言をしたいと思います。
ここからは
私が用いている「実現させたいポケモンの能力実数値から、必要な努力値の数を求める方法」の紹介です。
と言っても非常に簡単でして、
8n-4
(個体値30の場合は8n)
nは増加させたい実数値
性格補正は×1.1 or×0.9
これに当てはめるだけです。
前提となる知識として、「個体値が30または31の場合、Lv.50のポケモンの努力値0(以下無振りと表記)の実数値は種族値に+20した数値である。」このことを1つおさえてください。
では詳しい手順を例をあげながら。電卓をお手元に。
ここでは「素早さ種族値98(無振り実数値118)のスワンナが、素早さ種族値70 努力値252振りさらに性格補正をかけた(以下最速と記載)キノガッサ(実数値134)の素早さを1上回るために必要な努力値」を例に考えていきます。
キーワードは「8n-4」です。
1.まず実現させたい実数値と無振り実数値の差がいくつなのかを求めます。
無振りスワンナ 【118】
最速キノガッサより1速くしたいので
134+1=【135】
両者の差は135-118= 【17】
2.あとは8n-4に17を当てはめるだけです。
8×17-4=【132】
これで、素早さ種族値98(無振り実数値118)のスワンナを最速キノガッサ(実数値134)より1速くするためには素早さに132
努力値を振ればよいとなります。(実数値135)
このように8n-4(nは増やしたい実数値)さえ分かっていれば簡単に努力値振り調整ができるようになります。是非ご活用くださればと思います。また、少しでもポケモン育成の敷居を下げることに尽力できればと思います。
さらに詳しく知りたい人向けの内容を後日投稿しようと思います。
以前予告していたジオフリマンムーときゅうばんオクタンですがオクタンは考察不足気味なので次回はジオフリマンムーになりそうです。
それでは