【ウルトラサンムーン】パンプジン(ふつうのサイズ)考察【シングル63】
ふみんゴーストZ
【性格】いじっぱり
【特性】ふみん
【もちもの】ゴーストZ
【努力値振り(実数値】
H212(167)
A↑228(152)
B4(143)
Cx
D4(96)
S60(112)
【技構成】
ハロウィン
【詳細】
パンプジンについて(補足の予備知識です。)
第6世代ポケットモンスターXYにて登場した当時では初のくさ ゴースト の複合タイプをもつポケモンです。
パンプジンの最も大きな特徴は、ちいさいサイズ・ふつうのサイズ・おおきいサイズ・とくだいサイズの4つのサイズが存在することです。4つのサイズは全て合計種族値が同じで、すばやさ・こうげき・HPの種族値配分がサイズごとに少しずつ異なります。使用率が高いのは最速のちいさいサイズ、HPとこうげきが最も高いとくだいサイズでしょうか。
なお、4つのサイズのうち、ふつうのサイズ・とくだいサイズのみがかくれ特性のふみんと両立が可能です。
かくれ特性のふつうのサイズのバケッチャはXYのフレンドサファリ、かくれ特性のとくだいサイズのバケッチャは2015年にポケモンセンター・ポケモンストア等でプレゼントされた個体またはそれを親にして孵化させたた個体からそれぞれ入手することができます。
(パンプジンの通常特性はものひろいとおみとおしです。ものひろいは対戦用の特性ではないため採用の可能性はなくなり、おみとおしは場に出たときに発動します。すなわち、理論上はおみとおしが発動しなかった時点で、こちらの特性がふみんであることが相手に知られてしまうはずです。しかし実際は先発であくびから入られることが多くありました。笑)
はじめに
本育成論は、ポケットモンスターウルトラサン・ウルトラムーン シングル63におけるパンプジン(ふつうのサイズ)の単体育成論です。
*HABCDS、特化、タイプを妖霊と表記する等の略称を使用します。
型の概要は、前回のオクタン同様あくびを挟んで展開してくるポケモン(特にカバルドン)を対面で突破することを意識した型です。過去にPGLにて開催されたインターネット大会「トリックホリック」に合わせて考察した型だったと思います。イベント用ということもあり、ガチ路線からはやや外れていますが、最低限以上の運用はできると思います。
あくびを無効にしながら2回の行動をほぼ保証し、ハロウィン+ZゴーストダイブやZハロウィンで積みを狙うのが基本の動きになります。
性格について
パンプジンはぼうぎょが高くHPが低いので、HPから努力値を振るほうが効率よく耐久を得ることができます。加えて、できるだけA実数値を確保したいため、性格はいじっぱりとなります。とくに、ハロウィンでゴーストタイプを付与したH252カバルドンをZゴーストダイブで確定1にしているため、今回は他の性格の選択肢はありません。
特性について
今回はきのこのほうしだけでけなく、あくびによる催眠も無効にする必要がありますのでふみんで確定です。
もちものについて
ハロウィンを全能力上昇の積み技に変えられるもちものが他にあれば考察します。
努力値振りについて
▼B方面の耐久ラインを素のミミッキュのシャドークロー+かげうちを確定耐えに設定し、タスキでないミミッキュに対面で勝てる可能性を残すため、HPから212振り(167)、Bに4振り(143)。
▼すばやさを1段階上で最速100族まで抜けるようS60振り(112)。こちらは以前のドダイトスやマンムーでも紹介している調整です。いわなだれと合わせてメガリザードンYやウルガモスを意識しています。
▼残りをAに228振り(152)。このA振りでハロウィンでゴーストタイプを付与したH252カバルドンがZゴーストダイブで確定1になります。
▼端数をDに4振り(96)。
技構成について
▼ゴーストダイブはパンプジンの最高打点のタイプ一致物理技です。ゴーストZをハロウィンに使用するか、ゴーストダイブに使用するかの選択肢がうまれることも採用の理由の一つです。今回はイベント用の考察ということもありハロウィンと合わせての確定採用とします。
▼ハロウィンは同上の理由から確定です。
以下は選択です。
▼ニトロチャージについて、くさ ゴーストの複合タイプかつ高いB耐久というキノガッサに非常に強い耐性をもっているため、ぜひ仮想敵にしたいところ。がんせきふうじとの撃ち合いを想定する他、Zハロウィン以外にすばやさを上昇させる技をもっておきたいという理由での採用です。
くさタイプには珍しいほのお技を覚えるのは、パンプジンがハロウィンの時期の灯具がモチーフであるため火の要素を含んでいるということなのでしょう。
▼いわなだれについて、努力値振りの説明でも記述したとおり、メガリザードンYやウルガモスを意識しての採用です。無振りメガリザードンY、H252ウルガモスは確定1です。こちらを採用しない場合にはS調整を変更することも考えられます。
▼他に候補になる技は
攻撃技では タネばくだん かげうち だいもんじ だいばくはつ
変化技では おにび みちづれ のろい
などになると思います。Zハロウィンではとくこうも上昇するためナットレイなどを意識するのであれば採用もありえます。無補正C140(96)からH252ナットレイが上昇だいもんじで圏内に入ってきます。
みちづれやのろいはすばやさ上昇との相性がいいです。トリックルーム要員として起用されやすいとくだいサイズでは採用率の高い技ですね。
おわりに
いかがでしたでしょうか。パンプジンの中では考察される機会の少ないふつうのサイズ、かくれ特性ふみんの考察でした。
6世代初期にはガルーラ対策として物理受けのとくだいパンプジンを採用していたこともあり、国際孵化にも何度か挑戦したほどにはビジュアルがお気に入りのポケモンですね。
アニポケXY&Zではムサシの手持ちとしてレギュラー出演もしていました。
ぜひ一度育成していただけたなら嬉しい限りです。
今後も継続して投稿していくつもりです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
以下ダメージ計算をまとめておきます。
【被ダメ】
▼A特化ミミッキュ
▽シャドークロー
86~104(51.4~62.2%)
▽かげうち
50~62(29.9~37.1%)
計~166(~99.3%)
▼A特化キノガッサ
▽がんせきふうじ
48~57(28.7~34.1%)低乱数乱数3発
【与ダメ】
▼ZゴーストZ
▽H252カバルドン
108~127(50.2~59.0%)
▽H252カバルドン ゴーストタイプ付与
216~254(100.4~118.1%)
▽無振りキノガッサ
58~70(42.9~51.8%)低乱数2
▽無振りメガリザードンY
176~(115.0%~)確定1
▽H252ウルガモス
204~(106.8%~)