#ポケモン剣盾 @hanatyan5

スワンナファンの世代を超えたポケモン育成

ゲーム ポケットモンスターシリーズ最新作ソード・シールドにランクバトルおいて、主に使用率の低めなポケモンの現対戦環境に合わせた型を単体考察していきます。過去作での育成もしているのでそちらも合わせて投稿します。

【ウルトラサンムーン】オクタン考察【シングル63】

対ステロ+あくび系展開

〜みがわり+きゅうばん〜

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【性格】ひかえめ (おっとり)

【特性】きゅうばん

【もちもの】きあいのタスキ

努力値振り(実数値)】

H4(151)

Ax

B116(110)

C↑252(172)

D4(96)

S132(82)

【技構成】

みがわり

ねっとう/なみのり

だいもんじ

エナジーボール/ロックブラスト/れいとうビーム

 

【詳細】

こんばんは。

ウルトラサンムーンの対戦環境にも終わりが近づいている(2019.7現在)ということで、これまで育成してきたポケモンたちを、育成論の質を問わずに投稿していこうかなと考えております。

そのうちの1匹目が今回紹介する、きゅうばんオクタンです。

 

本育成論はポケットモンスターウルトラサン・ウルトラムーン シングル63におけるオクタンの単体育成論です。

*HABCDS、特化、タイプを霊妖と表記するなどの略称を使用します。

型の概要としては、シングルバトルで先発として起用されやすいステルスロック+あくび+ふきとばしorほえる を両立している場づくり系のポケモンを強く意識した型です。

あくび展開対策に手を焼いた経験は、対戦を始めてから一度はあるはず。そこで活躍が期待されるオクタンの個性的な育成論となっていると思います。

 

はじめに

きゅうばんという特性は、対象を強制的に交代させる技や特性、もちもののうち、交代の効果のみを無効にするという特性です。ふきとばしほえるはもちろんのこと、ドラゴンテールやともえなげレッドカードの効果も無効にします。

 

オクタンの特性で知られているのはご存知ムラっけですね。特性にムラっけをもつポケモンの最初の行動は、まもるorみがわりのどちらかであることが想像できます。この2つの技はどちらも ふきとばしほえる で無効化できるため、場づくり系のポケモンが特性ムラっけに見えるオクタンと対面した場合、選択される行動は高確率で ふきとばし や ほえる になります

そこで、そのどちらも無効にする きゅうばん という特性をもったオクタンについて考察するに至ったのです。

特性きゅうばんをもったポケモンは、オクタンの他にユレイドルカラマネロがいます。この2匹とは圧倒的な技範囲の広さで差別化できていますし、ムラっけが強いがゆえに交代系の技を誘導しやすいという特徴も差別化点と言えるかもしれません。

逆にユレイドルドわすれバリアー などの耐久系の積み技と とおせんぼう を組み合わせて場づくり系のポケモンを逆に起点にしていく型がありますね。

 

あくびみがわりで防ぎ、攻撃。ふきとばしほえるきゅうばんで無効化し、みがわりを残したまま相手を突破し、後続にもみがわりを盾に広い技範囲で負担をかけねっとうやけどの追加効果も狙っていくというのが基本的な動きとなります。

 

性格について

補正箇所はとくこうで確定です。ひかえめを基本とし、ロックブラストを採用する場合にのみ、おっとりB↓C↑またはうっかりやC↑D↓を採用します。ロックブラストの採用については技構成についての説明で詳しく書いています。

 

特性について

初手でみがわりを置いた後に交代を無効にするため、きゅうばんで確定です。今回のオクタンのコンセプトでもあります。

 

もちものについて

先発読みを外した時の保険としてタスキを採用しています。みがわりとの両立となりますが、先発読みを外すと1撃で葬られる可能性が高く、採用の価値があります。数値の低いポケモンですので、不利対面はきあいのタスキに頼らざるをえません。先発読み外しを考慮しないのであればみがわり後に発動する回復きのみ、ロックブラストでメガリザードンYを確定にする火力アップ系アイテムなどが候補になります。

 

努力値振りについて

パターンA (上記の配分)

▼まずは素早さを4振り60族(ラグラージ)抜きまで132(82)。

▼HD特化のカバルドンに対し、半分回復きのみを発動させずに確定2にするためCに特化。C252(172)。だいもんじ採用時にナットレイを確定1にしやすくなります。

カバルドンラグラージの無振りの じしん を意識して残りをB116(110)。

オクタンのようなB、Dともに低いポケモンの場合はHPに振るよりもB方面D方面どちらかに寄せて振るほうが活きる場面が多いです。耐久に508全て振るのであれば別ですが。

▼端数をHとDに4振り。H4(151)-D4(96)。

パターンB

ラグラージを役割対象から外し、Sラインをカバルドンまで落とた配分。

この場合はまずBから

ねっとうやけど した無振りカバルドンじしんみがわりが確定で残るまでB188(119)。

▼パターンAと同じくCに特化。C252(172)。

▼残りをSにS60(73)。オクタンが45族なのに対しカバルドンの素早さは47。これだけ振っておけば抜かれることはほぼないでしょう。

▼端数をH4(151)-D4(96)。

 

技構成について

ねっとう はHD特化カバルドン半分回復きのみを発動させずに確定2発にするために確定です。

なみのりを採用するとHD特化のオボンのみ持ちも回復分込みで低乱数以外確定2発になります。

みがわりあくびを対面で無効化するために確定です。

 

ここからはオクタン特有の広すぎる技範囲から選択です。

だいもんじはステロ枠としてナットレイを先発に起用される場合が比較的多かったこと、オクタンの炎技が知られていないために無償突破できる可能性があることからの採用です。おすすめ枠1。

エナジーボール は素早さラインを4振り60族抜きに設定したパターンAの配分を選択した場合に採用します。メガギャラドスにも刺さります。おすすめ枠2。

ロックブラストカバルドンをみがわりを残して突破した後、後続のリザードンまで意識しての採用となります。この場合は耐久を完全に捨てることになる他、A252振り+たつじんのおび からようやく確定2発圏内になるため きあいのタスキ が持ちづらくなります。

れいとうビーム は水タイプポケモンの有名なサブウェポン。ボーマンダが主な対象。このオクタンでは優先度は低め。

 

おわりに

以上みがわり と きゅうばん を組み合わせた考察でした。エアームドやツボツボのように がんじょう を盾にステロを撒き、レッドカードで退場を狙うタイプのポケモンにもこのオクタンは刺さります。ツボツボは特にこちらのみがわりを壊す手段がありませんから安定行動になりますね。この広い技範囲と、特性のムラっけきゅうばん を持ち合わせているというオクタンにしかできない育成論となったのではないかなと思っています。

炎技を覚える水タイプにはヤドラン、ギャラドスヤドキングパルキアボルケニオンがいます。

私はオクタンの赤、黄色の見た目と炎技を覚えることから、オクタンこそが対戦環境唯一無二のボルケニオンだと思っています。笑

ボルケニオンの手?もなんかタコっぽくないですかね。

最後にダメージ計算をまとめておきます。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

失礼します。

 

ダメージ計算(パターンAで計算)

【被ダメ】

▼無振りカバルドン

▽じしん

67~81(44.3~53.6%)

▽じしん(やけど)

33~40(21.8~26.4%)

 

【与ダメ】

▼ねっとう

▽H252カバルドン

168~200(78.1~93.0%)確定2

▽HD特化カバルドン

116~138(53.9~64.1%)確定2

 

なみのり

▽H252カバルドン

192~228(89.3~106.0%)中乱数1

▽HD特化カバルドン

132~156(61.3%~72.5%)確定2

 

だいもんじ

▽H252ナットレイ

212~(117.1%~)確定1

▽メガネテテフのフィールドサイキネ2耐えしてるナットレイ

192~(106.0%~)確定1

▽HD特化ナットレイ

156~188(86.1~103.8%)低乱数1

 

エナジーボール

▽H252ラグラージ

212~(102.4%~)確定1

▽HD特化ラグラージ

153~180(73.4~86.9%)確定2